1997年6月26日(木) 晴れ

(当番:岩井)

10時35分にセミナー室に入ると、佐藤君がいた。
「岩井さん、早いですね。」
セミナーは10時30分からである。

そのとき、実は下川君はセミナー室のすぐ近く まで来ていたのだ。

私は、セミナー室(3F)を出て、院生室(4F)へ向かった。
メールを読まなければならない。
メールを読んだあと、再びセミナー室に戻った。
下川君が来ていた。

下川君「さっき、階段から指先が見えたので、 岩井さんだと思ったんですよ。」

そう、私はネイルアートをしているのだ。

もちろん、冗談である。

結局、10時45分からセミナーが始まった。
佐藤君が先々週の話の続きをした。いくつかの定理を証明し、
「じゃあ、今日はここまでにします。」
と言った途端、セミナー室のドアが開いた。

そこには、伊藤君が立っていた。

「セミナー終わっちゃったよ」
と矢野先生。

伊藤君の悲しそうな表情は読み取ったのだろうか、そのとき米田君登場。
「じゃあ、午後から米田君ね。」
「はい。」

ということで、セミナーは午後もあることになった。

(12:30昼休み)
今日は久しぶりに全員揃ったので、久しぶりのジャンケンをした。
6人の深い読みが交錯しあって、あいこが続く。
1あいこの度に23ポイントのダメージを受ける私は、 6回あいこが続いた時点で 既に138ポイントのダメージを受けていた。
このダメージは、 真夏の海岸で朝から夕方までに浴びる紫外線の量に匹敵する。
そろそろ、勝負を賭けなくては、と思ってチョキを出すと、 石川君がグー、他はみんなチョキで、石川君一抜け。
彼は陰で特訓しているのだろうか。
体力的に限界が来ていた。 次に勝負を賭けた私は、思い切って 最後の切札「チョキ」を出した。
すると、下川君、米田君がパーを出し、他がチョキだったので、勝負がついた。

このジャンケンによって消耗した、162ポイントのダメージを回復するべく お弁当に「焼き肉弁当」、 ドリンクに「サプリ」を注文した。

そして、そのあと、 「恋愛ピュア度チェック」 をやった。

2時から、米田君がC-力学系(アノソフ系)の話をした。 アノソフ可微分同相写像と、アノソフフローの話だった。

その後、院生室に戻り、全員に対して 「恋愛ピュア度チェック」 をやった。

結果は以下の通り。
伊藤君 ジゴロタイプ ピュア度30%とは。やっぱりね。女泣かせ ってことか。
下川君 御姫様タイプ ピュア度90%は、ちょっとカマトトかな。 コンピュータでさえだまされる んだから、女の子は…
石川君 日陰草タイプ ピュア度70%。まあ、妥当なところかな。
佐藤君 御姫様タイプ 佐藤君のピュア度90%は、下川君とは違って、 コンピュータをだますまでもなく御姫様って感じかな。
米田君 カナリアタイプ ピュア度50%は平均的だろう。まあ、普通ってとこかな。
ちなみに私は、 蝶々タイプ かわいらしい恋愛ってところでしょうか。


だが、その腕時計のうち2つは壊れており、別々の時間を指していた。 また、残りの1つはニューヨーク標準時に合わせられていた。
更に驚いたことに、女性の頭に残っていた凶器の破片からは、 チョコレートとビールが検出された。 (続く)


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